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保坂 直紀

講談社

グループ:Book

ランキング:13137

価格:¥ 1,029

ポイント:10 pt

発売日:2003-07

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カスタマーレビュー

数式を使わずわかりやすい  (2007-04-17)
ブルーバックスの物理というのは、この本も含めて、わかりやすくあまり数式などを使わずにしかし、じっくり読めば、大変な分だけある程度はしっかり学べるというよさが共通してあると思う。
この本はまさに、そのよいところをあらわした本だった。
コリオリの力など、大学の教養で学んだときには数式をいじくっただけで、何のことやら皆目イメージがわかなかったのだが、この本では、数式は使わないものの、イメージ、原理というものをしっかり学ぶことができた。他の内容でも同じである。
また、この本は、手抜きというのが少なく、ブルーバックスの物理の中では、学びながらじっくり読みすすめていくのがとても大変だった。しかし、その分、学ぶことも多く、大変勉強になった。専門として学ばないなら、教科書というか入門書としてもいいのではないかと思う。
何で高気圧だと晴れるのかなどの気象や、エルニーショってなんだの海洋のこと、なんで、季節風が発生するのかなど大気のことは、私たちの身のまわりのことに関係してくることだが、中学から大学まであまりしっかり学ばない(私は少なくとも学ばなかった)。その意味で、分野としても重要だと思うし、この本は専門外の人がそのことについて学ぶ本として、ちょっと大変だが最適だと思う。

天気の仕組みが見えてくる  (2006-10-28)
気象や海洋に興味があっても、”物理”という言葉だけで、拒絶反応を示す人が多い昨今。そんな人たちにはこの本がお勧めです。この本で著者は、流動現象である気候変動や海洋現象を、数式を一切使わずに平易な言葉で記述することに最大の努力を払っています。例えば、われわれが日常生活で決して体感することのない”コリオリの力”を無理やり読者に押し付けるのではなく、”スケール”と”視点”の違いという概念で解説する論法は秀逸です。そして、地球表層で起こるさまざまな現象の本質が、地球が自転する球体であることをわかりやすく読者に伝えてくれます。また、近年何かと話題のエルニーニョやラニーニャと海洋システムがどのようにリンクするのかも解説されています。

難しい数式を駆使する流体力学なしに、海洋物理学や気象学を習得することは不可能ですが、それらに対してもこの本は大切な入門書となることでしょう。

コリオリの力をわかりやすく説明  (2006-01-09)
気象や海洋を説明するのに最も障害になるコリオリの力を数学を使わずにわかりやすく説明している。黒潮がなぜ地球上で一番強い流れなのか、海の西側で流れが強くなる「西岸強化」のしくみやエルニーニョなどを表面的ではなく、読者の頭を使って理解させる。著者は難解なことをわかりやすく説明するのに定評のある読売新聞の科学記者。

著者の文章力に脱帽  (2005-12-09)
科学に関する真っ当な解説をしながらも、ここまでスイスイ読ませる文章には
なかなか出会えません。
地球温暖化問題の理解の一助にもなります。
科学に興味のない人でも、この文章に引き込まれれば、自然と科学好きになること請け合いです。

丸く自転する地球だからこそ生まれる流れ  (2005-07-20)
新聞記者が本業という著者らしく,読者を惹きつけるコツを知っていて,飽きることなく読み進められます。説明も身近な例を題材に非常に分かりやすいです。説明を繰り返し,ポイントを要約してくれる親切さが随所に見られる点も読者フレンドリーで素晴らしいですね。これを読むとテレビのニュースで流れる「異常気象」という報道も,今までと違った目で見られること請け合いです。

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