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岩波書店
グループ:Book
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価格:¥ 819
発売日:1999-09
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脱原発、高木仁三郎の言葉は今も輝きを失わない
(2003-01-11)
市民科学者、高木さんの一生の物語です。高木さんは脱原発派の科学者でしたが2000年の10月に癌で亡くなりました。享年62歳なのですが、おそらく放射能の影響とは無縁ではないでしょう。この著書はその病床で今までの自分を振り返りながら執筆し、1999年に出版されたものです。
高木さんは原発業界では有名な人なのですが普通はよく知らないですよね。元は原子力の研究者でありながらその技術と将来性に疑問をもち一般人の立場から原子力を評価してきた人です。現在の原子力資料情報室(CNIC)の初代代表。この業界でこのスタンスにいる人は約1%ぐらいだそうです(^^; 人間誰しも自分の研究が意味の無いものだと思いたくないし、多少の欠点は目をつぶりたくなるものです。それらを積み重ねていくとだんだん変な方向に行ってしまうものですが、現在の原子力業界が正にそれ。この著作の後に東海の臨海事故も東電の事故隠しも起きましたが、それを予言するかのような内容です。
人としての高木さんも興味深い。癌とは死ぬとわかっていて時間があるからよい、という言い方をしています。つまりは死の準備をする時間があるということなのですが、ここまで達観して癌を捉えた人は見たことないですね。
2002年8月に東電が事故隠しでカミングアウトしました。しかしその後の東電の態度はまさに居直りです(^^; 今を逃すと脱原発の機会は何年後にやってくるかわかりません。原発がメルトダウンすればすぐなんでしょうが(^^;
原子力資料情報室
http://www.cnic.or.jp/

